みちをひらく

公園愛護会という地域の組織があることをご存じだろうか。私は職場の一つがある地域の公園で、その活動を細々としている。ちなみに、この写真は、公園の誰もいなくなった砂場で、なんだかふと遊びたくなってつくった渦だ。砂を動かす時の指や腕にぐっとかかる重さの感触を、今も思い出すことができる。

話は戻り。
愛護会活動をするようになったきっかけは、花と緑を通じて地域の賑わいをつくるというような、お題があったからだ。何を、どう盛り上げたらいいのか、よくよく問うと分からなくなるオーダーではあったし、なぜ、わたしたちの団体が取り組まなければならないのかも、よくよく問うとよく分からない。しかし、とりあえずやらなければならんという感じで、色々企画実施した。

今振り返れば、色々やりすぎたことを反省すると同時に、よくやったよねとも思う。その分野に関して、関わる誰もが、ほぼ土台も土壌もない中で、色々やって転んで振り回されてよかったよね、と思うしかない。仕事としては一応終わったのだが、課題はそうそうすぐに解決する問題ではなく、今も別の形で、私の中で続いているという状況が続いている。因果なものだが、悲壮感や憂鬱は案外ない凪。

これからは、何をやりたいのか、よくよく分かっている人たちと動きたい。

Comments

“みちをひらく” への1件のコメント

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